バーテンダーへ転職も?キャバクラのボーイはお酒の知識が増える仕事

山ちゃん      -    1771 Views

バーテンダーへ転職も?キャバクラのボーイはお酒の知識が増える仕事

キャバクラのボーイになるとお酒の知識が自然に増える

この仕事に就く前は、お酒は好きでもお酒の種類にはあまり詳しくありませんでした。
ましてや高級酒はまずお目に掛かる事もなく、高級酒に関しては全くの無知だったのです。
ところがこの仕事に就いてから、当然ですがお酒の知識はかなり増えましたね。以前はビールとウイスキー、ワイン、焼酎くらいしか知らなかったのですが、シャンパンやブランデー、日本酒などのお酒の事も知るようになりましたし、何よりお酒の製造工程などについても勉強出来ました。

ワインや日本酒、ビールは発酵の力を使った醸造酒。さらに日本酒を蒸留したものが焼酎、ビールを蒸留するとウイスキー、ワインを蒸留するとブランデーという基礎的な事も良く分かってなかったのです。
一般の方ならそれでも良いのですが、キャバクラですから、お酒を提供する側としては「お酒の事は全然知りません」ではダメです!プロとは言えません。

それにキャバクラではレミーマルタン・ルイ13世や、ヘネシー リシャール、サントリー響 30年物、マッカラン 25年 アニヴァーサリー、ドン・ペリニヨン エノテーク プラチナなど高級酒も扱っています。これら高級酒はキャバ嬢の誕生日などイベントで飛ぶように注文が入ります。
特にモエ・エ・シャンドン、ドンペリ、アルマン・ド・ブリニャック(アルマンド)、クリュッグヴィンテージなどの高級シャンパンは水のように飲み干されますね。シャンパンタワーを作るのもボーイの仕事なので大変ですが、お客様も女の子もイベントでシャンパンタワーを作る時は嬉しそうにされているので、こちらも遣り甲斐がありますよ!

お酒の知識が増えたので、友達と居酒屋に行くと「1本原価〇〇円の安酒を出している」「この焼酎は珍しい!鹿児島に行かないと飲めない特別な酒だ」など詳しくなりました。これも掃除好きになったのと同じ、職業病と言う感じですね。

バーテンダーに転職する時などに役に立つ

お酒について詳しくなると、キッチンでカクテルを作る仕事も任されます。
実はボーイはホールの仕事だけではなく、キッチンで働くスタッフもいてお客様が大入りの日は死ぬほど忙しいです。そういう日は手伝いのためにキッチンに入る事もあります。

カクテルは自己流ですが、ネットや本などを見て作り方を覚えました。お店にはもともと詳しい人がいなかったので、カクテルはジントニックやウイスキー・ソーダ、カンパリ・オレンジなど、グラスに材料を注いでステアする物しか提供出来ませんでした。
最近はカクテルにも力を入れようとシェーカーを使った本格的なカクテルをキッチンで作るようになり、仕事の幅が広がりましたしお客様にも喜ばれています!

お酒の種類はもちろん、シェーカーを使って本格的なカクテルが作れるようになると、本格的にバーテンダーの仕事に転職する方もいます。
カクテル作りにハマったボーイが、オリジナルレシピを作りキャバクラで提供しているケースもあります。
キャバクラでもバーを併設しているお店もあり、そういう店舗ではバーテンダーの仕事だけを専門に行うボーイもいます。

勤務するお店にはバーがないので、お客様の目の前でシェーカーを振る事はありませんが、最近「カクテルの種類が増えていいね~」とお褒めの言葉を頂いてとても嬉しかったです。お酒を扱う店舗の社員として、お酒の勉強をするのはとても大事ですよー!

実際にボーイ→バーテンダーになるケースは多い

実際にボーイの仕事を経てバーテンダーになる人は周囲に多いです。
つい最近も同僚が一人、バーテンダーの仕事に就くため店を辞めました。ボーイの仕事をしているとお酒の知識は増えますし、酔っ払いなどの客あしらいは上手になりますね。
お店の営業に必要な知識をボーイの仕事で身につけて転職する例は多いです。

ほかにもボーイの転職先としては、同じ飲食店関連のお店(ファミレスや居酒屋のホール)、車の販売関係の仕事(営業)、販売業、ITベンチャー企業などがあります。
お店に居る間に人脈が広がり、思わぬ好待遇で転職出来るボーイもいますので、色んなお客様と交流しておくと思わぬプラスになりますよ!

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